2012年06月21日

ネーミングの重要性

「名前だけ権利で押さえても意味はないのではないか?」という質問をお客様から受けることがあります。私の意見としては半分正解。
確かにネーミングだけでは不十分な場合も多いですが、ネーミングが売上を大きく左右するということだって現実に存在します。

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その良い例が抗菌防臭靴下として有名な「通勤快足」。ご存じの方も多いはず。相当以前から発売されてますが未だに一定の人気を博しているようです。
※上記画像は株式会社レナウン社商標登録第4510186号の公開情報から引用

苦痛な通勤時間を少しでも快適にしたいというのは誰でも考えること。特に夏場の靴の中はムレて不快になりがちですが、その靴下を履くだけで何だか爽やかに通勤できそうなそんな気さえする優れたネーミングだと思います。

実はこの商品、「通勤快足」というネーミングになる前に「フレッシュライフ」という名前で発売されていたことは知らない方も多いはず。私もネーミングの勉強をするまで知りませんでした。
「フレッシュライフ」という名前で売り出していた頃の売上年間約9千万円。それを「通勤快足」に変えたところ年間8億円にまで伸びたということです。約10倍!

もちろんプロモーションの仕方等、ネーミング以外の要素が絡んでいる可能性はありますが、ネーミングの変更が購買層の心に響き、耳に残り、買ってみようという行動を強力に後押ししたのであろうと推察します。

こういった事例を見ると、たかがネーミング、されどネーミング・・・ですね。


付記弁理士 岩崎博孝
posted by 弁理士 岩崎博孝 at 10:02| 知的財産のこと